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映像制作用語集
映像制作に関する用語をご紹介
画像ファイル(image file)
写真やイラストなどの画像情報をデジタル形式で処理し、ドットの集合であるビットマップ形式データとしてファイル化されたデータのことです。画像ファイルには、さまざまな形式の種類があり、例えば、WindowsではBMPが、Mac OSではPICTがそれぞれ標準のファイル形式です。JPEGやGIFは、特定のOSに依存しない形式で、インターネットや電子メールの添付用画像ファイルに使用されます。また、色数が特に多く連続した階調を持つ自然画(写真)の圧縮にはJPEGが、使用している色が少ないイラストなどではGIFが、それぞれ適しています。
イラレ(llustrator)
Adobe Systems社のグラフィックス描画アプリケーションソフトの商標名「イラストレーター」のこと。画像を点の座標や点を結ぶ曲線の方程式のパラメータなどの形で扱うベクター(ベクトル)グラフィックスを作成・編集するソフトで、直線や曲線、円などの図形を組み合わせて描画を行います。主にプロ向けの製品で、印刷用画像を作成するための機能が豊富に揃っています。近年ではインターネットでグラフィックスを扱う機会も増えており、Macromedia Flash形式などでのデータ書き出しにも対応しています。
レタッチ(retouch)
画像データ、特に写真を取り込んだデータを加工・修正する作業のこと。昔は専門の設備などが必要だったのですが、今ではコンピュータ上で専用のレタッチソフトを使って加工作業ができます。細かな汚れを取り除いたり明るさや色調を調整したりするほか、拡大や縮小、合成なども簡単に行えるため、最近の合成写真のほとんどはフォトレタッチソフトで行われていると言われています。また、コンピュータによる加工が一般的なため、現在では「コンピュータによる画像データ加工」の意味で用いられることも多いようです。
マルチアングル(multi angle)
複数のカメラでアングルを変えて同時に撮影した各映像を一つのタイトルの中に収録し、これらアングルの異なる各映像をユーザーの好みにより切り替えて視聴できるようにした機能のことをいいます。例えば、野球中継の場合、打者だけを追った映像を楽しんだり、あるいは切り替えて全体の試合映像を見たりすることができるのが、マルチアングルの好例といえます。また、DVDなどの大容量な記録媒体なら、複数の方向から撮影した映像をまとめて収録することが可能です。
バウンスライト(bounce light)
間接照明技法。光源からの光を一度何かに反射させ、その反射光を撮影対象に当てることをいいます。カメラのストロボで撮影すると、ストロボの光が直接被写体に当たって、影がきつくなり、固い感じの写真になってしまいますが、ストロボの光を天井などに反射させる事によって、光が拡散して、柔らかい光になるのです。スタジオなどでは、パラソルにストロボの光を反射させて、当たる光を柔らかくしています。反射させる部分は天井や壁、レフ板など。欲しい光に合わせて反射させるものを選択。ただし、反射させるものの色の影響を受けるので天井や壁の色には注意が必要です。