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映像制作用語集
映像制作に関する用語をご紹介
ストリーミング配信
ストリーム(stream)とは直訳すると「流れ」のこと。動画ファイルなどを、全体をダウンロードしてから再生するのではなく、時間軸順にデータを送受信しながら順次再生する仕組みのことです。映像や音声の配信の方法には、ダウンロード方式とストリーミング方式の2つがあります。 従来は、動画という膨大なデータをインターネット上からパソコンへ全てダウンロードしてからでないと、動画を見ることができませんでした。しかし、ストリーミング技術を使った動画ファイルの場合は、見たい動画ファイルをダウンロードしている途中から、今ダウンロードした分の動画ファイルを順次再生します。このため、見たい動画を見たい時に見ることができます。

シークエンス
映像のストーリーの展開の中で一つの単位を構成する用語です。シーケンスとも。カメラのスタートボタンを押してから、ストップするまでのひと区切りの映像を「カット」と言います。そして、このいくつかのカットが集まったのが「シーン」。シーンとは、大体シナリオに書かれたブロック別各場面のことを指します。そしてさらに、そのシーンが集まって構成されたものが「シークエンス」ということになります。なお、カメラで撮影された画面のことはショットととも呼ばれます。

サウンドロゴ
ロゴマークの音楽版。企業やブランド、或いは番組等を象徴するために創られた短いジングルのことをいいます。聴き慣れた音響が加わる手法なため、テレビ画面を見ていない人にも強くアピール可能な点が優れています。数秒間程度のわずかな時間で、聴いた消費者・顧客の注意を強く引きつけて記憶されることを狙って、さまざまな工夫が凝らされています。例えば、半導体メーカーのIntelは、協力他社CM枠内に短いサウンドロゴを挟みこむ手法(もちろん協力他社側のCM料金を一部負担)を使ってアピールしたことで有名です。また、ニコニコ動画では、多数のサウンドロゴをまとめた動画が投稿され、人気となっています。
捨てカット
映像制作では、 ───
1.余分に付け加えるカットのこと。 例えばリポート映像編集では、予定尺より余分に捨てカットをつないでおき、ナレーションが予定よりやや長くなっても映像が不自然に切れないようにしておくことがあります。
2.撮影現場において、使わないかもしれないけど一応撮っておこうという映像のことも捨てカットといいます。編集時に結構役に立つ事が多いものです。
デザインやDTPでは ───
雑誌や広告のレイアウトの上で. コピーやリード文の邪魔にならないように. なんとなく雰囲気を出すイラストや写真を. 「捨てカット」と呼ぶことがあります。

シンクロ撮影
スチルカメラでは、シャッターとフラッシュを同調させる撮影のこと。シンクロフラッシュのことです。大型フラッシュを使用したシンクロ撮影では、複雑なライティングが可能であるばかりでなく、ブレが無く綺麗に撮影できます。また、発光量が大きいので自然な仕上がりとなります。
ビデオや映画撮影では、撮影と同時に音声も録音することをいいます。 元々は映画用語で、キャメラと録音機をシンクロさせる必要があるため、このような名称で呼ばれます。転じて、ビデオ撮影でも「同時録音の収録」意味で使われる事があります。なお、被写体の人物の唇の動きと音声が同期していることは、「リップシンクロ」といい、自然な映像ですが、必ずしもシンクロ撮影ではありません。

テーマ:雑記 - ジャンル:日記