コンテ |
コンテとは英語のコンティニュイティの略で、いわゆる台本のことです。シナリオをもとにして各カットやシーンごとに、画面の構成や登場人物の動き、カメラの位置など、演出上の指定を詳細に記したもののことを指します。そして、さらにこれを絵にしたものを「絵コンテ」と言います。映像作品の撮影前に用意されるイラストによる表であり、映像制作の設計図と言えるものです。例えば、その1カットの中で大きな変化がある場合は、何コマものイラストによって1つのカットが説明されますが、画面の変化が少ない場合には、1コマで説明されます。
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キャノンコネクタ |
代表的な音声用コネクタの規格。別名キャノンプラグとも。通常音声系では3ピンの物が多く使用されており、IEC規格では1番をアース、2番をホット、3番をコールドとし、入力側にメス、出力側にオスコネクタを用いるように規定しています。なお、ビデオ系の機器ではオス、メスの使い方が逆になっているので、音声系の機器と接続する際には、変換コネクタを用いるなどの注意が必要となっています。
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カラーバー |
カラーモニターや映像機器調整用のテストチャートの一つ。映像システムを評価するための基準となる信号です。左から白(輝度100%もしくは75%)、黄、シアン、マゼンタ、赤、青、(黒)の輝度の高い順に並び、RGB3原色とその補色で構成される色チャート。伝送系の直線性やカラー信号周波数帯域の振幅、位相特性のチェック等に使用されます。一般には、深夜の放送休止時にテストパターンとして表示されます。カラーバーには、フルフィールド/EBU(PAL)/EIA/バーチカル/リバース・カラーバー等さまざまな種類がありますが、TV放送等で使用されているのは、SMPTEカラーバーがよく知られています。
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カット |
映画、テレビ番組、アニメーション等の映像制作において、カットは連続的に撮影された前の映像から次の映像へ転換する事をいいます。また、映像を編集する際、各シーンを実際に切断する行為の事もカットといいます。そしてそのように映像を切り繋げていく作業をカット割り(する)といいます。撮影された映像の途切れない単位としてショットの同義語とみなされる事もありますが、ショットとは、カットされずに(切れ目なしに)撮影、編集、映写された映像そのものを指します。例えば、フィルムをカットするという言い方はありますが、ショットするとは言いません。あるショットに別のショットを挿入することを「カット・イン」といい、この場合は、主となる長めのショットに従となる短めのショットが切り込まれますが、二つのショットが対等である場合は「カットバック」といいます。
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クローズアップ |
撮影で被写体の一部だけを大きく画面内におさめることをクローズアップといいます。大写しとか、接写ともいいます。被写体が人物の場合は、肩から頭までを入れたサイズを指します。ちなみに、バストサイズは、人物の胸から上を切り取ったサイズで、人物紹介の基本サイズです。ミディアムサイズとは、膝から上を切り取ったニーサイズから、腰から上のウエストサイズまでです。フルサイズは、人物の全身サイズや建物の全景などを指します。なお、全身サイズといっても、上下に少し余裕を取るのは当然です。 クローズアップサイズの逆は、ロングサイズで、その場所で撮れる最も広い構図で、場所や舞台の紹介に適しています。
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