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映像制作用語集
映像制作に関する用語をご紹介
イラレ(llustrator)
Adobe Systems社のグラフィックス描画アプリケーションソフトの商標名「イラストレーター」のこと。画像を点の座標や点を結ぶ曲線の方程式のパラメータなどの形で扱うベクター(ベクトル)グラフィックスを作成・編集するソフトで、直線や曲線、円などの図形を組み合わせて描画を行います。主にプロ向けの製品で、印刷用画像を作成するための機能が豊富に揃っています。近年ではインターネットでグラフィックスを扱う機会も増えており、Macromedia Flash形式などでのデータ書き出しにも対応しています。
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色温度(color temperature)
ディスプレイなどで光源の色味を表す単位のこと。色温度が高いほど青っぽく、低いほど赤っぽくなります。単位はK(ケルビン)が用いられます。初期出荷時のディスプレイでは、通常のテレビと同程度の9300~9600K程度に設定されています。DTPや写真加工では一般に5000~6500K程度の色温度が用いられます。なお、真昼の日光は5500~6000Kと言われ、カメラのカラーデイライトフィルムは5500K前後に最も適するように作られています。
アウトフォーカス
ピントの合っていないことをいいますが、いわゆる「ピンボケ」ではなく、それなりの効果を狙って意図的にピントを外して撮影する手法テクニックのことをいいます。例えば、スチル撮影では、風景写真で前景にぼかした草木を入れるとか、花の撮影でバックをぼかして際立たせるなどの手法がそれにあたります。また、動画映像でアウトフォーカスを使う場合には、回想シーンや余韻を表現したい場合などで使用する場合が多く見られます。
アオリ撮影
カメラワークについての用語。被写体を下から上に撮影する方法のことです。例えば、高い建物を写す時、上方に縮んで小さく写りますが、これを真っ直ぐに修正した形に写るように、レンズを意図的にずらして使う撮影のことをいいます。アオリで撮影することで、被写体を大きく見せたり、尊大な印象に見せることができます。中判や大判のカメラでは、カメラの機構にアオリの機能があり、35ミリカメラでは交換レンズの一部にアオリ用レンズがあります。なお、逆に上から下に撮影する言葉は「俯瞰(フカン)」、目線の高さで撮影することは「アイレベル」、「目高(メダカ)」などといいます。

オーバーラップ/OL
映像編集技術であるフェード (fade)による画面切り替えを用いたテクニックの一つ。2つ以上の映像で先の絵が消えながら、次の絵がダブるように徐々に出てきて切り替わる手法のことをいいます。フェードには、「一色の状態から徐々に映像が見えている状態に移り変わるフェードイン(fade-in あるいは fade-up)」と「映像が見えている状態から徐々に一色に移り変わるフェードアウト (fade-out) 」の2種類があります。この2つの映像の片方をフェードアウト (FO) し同時に他方をフェードイン (FI) することでオーバーラップになるわけです。欧米では、ディゾルブ(dissolve)と言っています。日本でも最近のTV業界では、オーバーラップに変わりにディゾルブというようになっているようです。