板付き(いたつき) |
元々は舞台用語で、幕が上がったとき,既に役者が舞台上にいることを「板付き」と言います。「板」とは舞台のことです。また逆に、役者が舞台袖でスタンバイしていることを「陰板」(かげいた)といいます。そこで、TVやビデオの世界でも、最初からフレーム画面の中に登場人物がいることを「板付き」と言っています。この反対で、無人の画面の中に登場人物が入って来ることを映像では「フレームイン」といいます。ちなみに、舞台上で、上手(かみて・右側)下手(下手・左側)の舞台袖で登場のスタンバイをしていることを影板(かげいた)と言っています。
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オーサリング(authoring) |
文字や画像、音声、動画といったデータを編集して一本のソフトウェアを作ること。プログラミングを伴う場合もありますが、一般には複数のマルチメディア要素を編集・統合して一つのタイトルとしてまとめることをオーサリングと呼びます。ただし、単なる動画編集やプログラム作成はオーサリングとは呼びません。構成要素や動作環境の違いによって「CD-ROMオーサリング」「Webオーサリング」などと呼び分けられますが、最近ではDVDタイトルの作成を指して単に「オーサリング」と呼ぶことが増えています。オーサリングのためのソフトは「オーサリングソフト」「オーサリングツール」と呼ばれます。
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アップロード |
アップロードとは、ネット用語で自分のパソコンの中にあるファイルをサーバーに送ることをいいます。どんなコンテンツもサーバーにアップロードしてはじめてインターネット上に公開され、他人が見ることができるようになるわけです。ネットワークのブロードバンド化の普及に伴い、映像コンテンツの配信は、映画やスポーツなどの会員向け配信、大学や塾での教材コンテンツの配信、旧メディアで保存される動画のデジタルアーカイブ化や公開など、様々な形で一般化しています。映像コンテンツをネット上にアップロードすることは、従来のTV放送よりもはるかに手軽で安価なため、ますます一般化してゆくと考えられます。ちなみに、逆にサーバからデータを受け取ることをダウンロードといいます。
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エンコード |
信号を伝送したりパッケージ化するとき、伝送系やメディアの制約条件に合わせて、信号の形態を変化させたりデジタル符号化を行ったりすることをいいます。例えば、元の動画データを10分の1から100分の1以下に圧縮して、Web上で視聴しやすい動画データに変換することや、映像信号をDVD用にMPEG-2圧縮したり、音声信号にドルビー・ノイズリダクションをかけたりすることなどをいいます。なお、エンコードを行う装置やソフトウェアのことは、「エンコーダ」といいます。また、エンコードされたデータをエンコード前の情報やデータに戻すことを「デコード」(decode:復号)といいます。
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アイリス |
元々は眼球の虹彩(iris)を意味する言葉で、レンズの「絞り」のこと。画像の明るさを決める機能。絞りの値が大きくなれば焦点深度が深くなり、小さくなれば浅くなります。アイリスができていなければ、映像がアンダー(暗い)や、オーバー(明るい)になります。あまりに酷い場合は編集で補正も出来ず、その映像が使えなくなる場合があります。業務用ビデオカメラを使用する場合は、アイリスは基本的にはマニュアルで撮影し、撮影途中にアイリスを変えてはいけません。ます。まずオートでアイリスがどうように変化するのかをカメラテストしてデータを確認しておきます。このデータをもとにマニュアルで撮影すれば適正な映像が得られます。
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